高木が粘りの走りでチーム史上初のシングルリザルト9位でゴール!

三菱地所JCLロードレースツアー第4戦 広島トヨタ広島クリテリウム

日時:2021年7月11日(日)

場所:広島市西区商工センター特設コース(メイン会場:広島市中小企業会館 駐車場 〒733-0833 広島市西区商工センター1丁目14-1)

距離:1.7km × 30周 = 51km

《さいたまディレーブ出場メンバー》

41.高木 三千成

45.藤田 涼平

46.半田子竜

47.永塩 幸之介

48.吉岡秀祐

《レースレポート》
三菱地所JCLプロロードレースツアー2021  第4戦 広島トヨタ広島クリテリウムが広島市西区商工センター特設コースで開催され、17名まで絞られた集団ゴールスプリントを圧倒的なパワーで沢田桂太郎選手(スパークルおおいた)がJCL初勝利を収めた。さいたまディレーブは、高木三千成が9位となりチーム史上初のシングルリザルトを残した。

photo(C):Tatsuya.Sakamoto /STUDIO NOUTIS

前日の広島ロードレースでは悪天候だったが、この日は晴れ間が広がり日差しが照りつけ、30°を超える厳しいコンディション。更には1周1.7kmの周回コースは3つの180度コーナーがあり、減速とダッシュのインターバルが選手達をふるいに掛ける。

photo(C):Tatsuya.Sakamoto /STUDIO NOUTIS

レースはスタート直後からアタックの応酬が繰り返されるも後手を踏みたくない思惑が絡み合い、なかなかエスケープは決まらない。7周目に入ると小石選手(チーム右京相模原)、西尾(那須ブラーゼン)、本多選手(VC福岡)の3名がリードを広げる。メイングループは3名と言う少人数もあり、この逃げを容認する。

photo(C):Tatsuya.Sakamoto /STUDIO NOUTIS

さいたまディレーブは、この日エースを託された高木を中心に藤田、半田が次なる動きに対応出来るようにメイングループ中盤で待機。吉岡と永塩はまだまだレース経験が浅く、メイングループ後方に位置し中々前方に上がることが出来ない。

photo(C):Tatsuya.Sakamoto /STUDIO NOUTIS

中盤を過ぎると集団スプリントに持ち込みたい宇都宮ブリッツェンとスパークルおおいた、更にはホームチームである阿曽選手(ヴィクトワール広島)がメイングループをコントロール。
残り4周で先頭グループと10秒差まで縮んだタイミングでキナン勢が波状攻撃を開始。しかし残り2周で集団は一つとなる。さいたまディレーブはこの時点で高木のみがメイングループに残り、単機で集団スプリントに挑む。
photo(C):Tatsuya.Sakamoto /STUDIO NOUTIS
17名まで絞られた先頭グループが最終ラップに突入し、最初の180°コーナーで優勝候補の小野寺がバイクを滑らせ転倒。これにチーム右京相模原の小山選手も巻き込まれてしまう。カオスな状況で最終ストレートに入ると立ちあがりのスピードを生かして石原選手(チーム右京相模原)がロングスプリントを開始。これに沢田選手(スパークルおおいた)が反応。高木も沢田選手の動きに反応するも体力の限界に達し離されてしまう。
石原選手の番手をつけた沢田選手が残り250mからスプリントを開始。他の選手を寄せ付けない圧倒的なパワーでJCL初勝利を収めた。

photo(C):Tatsuya.Sakamoto /STUDIO NOUTIS

チームメイトがメイングループから脱落し、最後は単機となりながらも9位でフィニッシュを迎えた高木。さいたまディレーブとしてはチーム史上初のシングルリザルトを残した。

《JCL第4戦 結果》
1位 沢田桂太郎(スパークルおおいた)    1時間22分25秒
2位 中島康晴(キナンサイクリング)      +1秒
3位 金子大介(那須ブラーゼン)
4位 鈴木龍(レバンテフジ静岡)      +2秒
5位 新城雄大(キナンサイクリング)
6位 石原悠希(チーム右京相模原)      +3秒

9位  高木 三千成
DNF  藤田涼平
DNF  半田子竜
DNF  吉岡秀祐
DNF  永塩 幸之介

《リーダージャージ》
マイヨブリヤン(個人総合):新城雄大(キナンサイクリング)
マイヨラファール(ポイントリーダー):新城雄大(キナンサイクリング)
マイヨフイユルージュ(山岳リーダー):山本元喜(キナンサイクリング)
マイヨエスポワール(U23個人総合):本多晴飛(VC福岡)

《敢闘賞》
小石祐馬(チーム右京相模原)