Jプロツアー第13戦 おおいたサイクルロードレース

日時:2020年10月4日(日)

場所:大分スポーツ公園 昭和電工ドーム大分の特設コース

距離:4km × 25周 = 100km

《さいたまディレーブ出場選手》出走者:4名

343.高木 三千成

344.岸 崇仁

345.阿部 航大

346.小野康太郎

《レースレポート》

Jプロツアー おおいたサイクルロードレースが 大分スポーツ公園 昭和電工ドーム大分の特設コース(1周4km × 25 = 100km)で開催されました。レースがスタートするとアタックが繰り返され、逃げが決まらずハイペースで進んでいきます。

登り区間で集団が少しずつコンパクトになっていく中、さいたまディレーブは高木三千成、阿部航大がメイン集団に残ります。

高木はメイングループの先頭で積極的に展開する中、7名の逃げグループが決まり高木が加わる展開に。さいたまディレーブとしては、このまま逃げ切りの場合は高木に。逃げグループが吸収された後は、メイングループに残る阿部で勝負をします。

メイン集団はキナンサイクリングを中心に有力チームが先頭を固めて追走を開始。消耗しやすい厳しいコースだけに、メイン集団のみならず、逃げ集団からドロップする選手も出始め、高木も後退しメイン集団に戻ります。

レース後半に差し掛かると総合リーダーを擁するマトリックスパワータグがメイン集団を引き始め、逃げグループとのタイム差を徐々に詰めていきます。

先頭グループは逃げを得意とする山本大喜選手、新城選手(キナンサイクリング)、小石選手(チーム右京)の3名が粘りをみせて逃げ続けますが、マンセボ選手(マトリックス)の強烈な牽引により、先頭3名は残り3周でメイングループに吸収されます。その直後 カウンターでホセ選手(マトリックス)と伊藤選手(愛三工業)の2名が飛び出し15秒〜20秒ほど先行します。

ファイナルラップに突入するとメイングループから阿部選手(宇都宮ブリッツェン)がキレのあるアタックで先頭2名に追いつき、最後はホセ選手、伊藤選手、阿部選手の3名でゴールスプリントへ。登りのスプリント得意とするホセ選手が先着し優勝。2位 阿部選手、3位 伊藤選手と言う結果となった。

さいたまディレーブは、完走27名と言う厳しいレースの中、阿部航大の21位が最高位となった。厳しいレースだったが、序盤に高木が逃げ集団に入り、最終局面まで阿部がメイン集団に残り、チームとして成長出来た姿をみせる事が出来た。

 

《長沼監督のコメント》

このコースは毎年完走率が非常に低く厳しいレースであることが予想されていました。集団を走っている中でも後ろにいるとドンドンちぎれて行って取り残されてしまいリタイアに追い込まれるような厳しいコースです。その中でチームとしては高木選手が前方で位置し、中盤に出来た数名の逃げに乗ることが出来、チームとしては初めて逃げ集団に乗ってアピールすることが出来ました。その後の逃げ集団は捕まってしまいましたが、メイン集団に残っていた阿部選手が21位でゴールすることが出来たのでチームとしての成長をみせれたと思います。

 

《阿部選手のコメント》

今日はコースも厳しく後ろにいると中切れなどで最後までレースを続けられないのは目に見えていたので前々で走ることを意識してレースをしました。前半連続的なアタックがかかる中で高木選手が何度も反応してくれて自分は足を温存してためることが出来ました。自分も逃げに積極的に反応出来れば良かったのですが、まだ力不足と経験も浅く、中々逃げに乗ることが出来ず高木選手に任せてしまった部分があるので、そこは反省すべきところだと思います。チームとしては一人完走することが出来て、来週の最終戦である群馬にうまくつなげていけたらと思います。

 

《リザルト》

1位 ホセ ビセンテ トリビオ (マトリックスパワータグ)

2位 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)

3位 伊藤 雅和(愛三工業レーシング)

4位 レオネル・キンテロ (マトリックスパワータグ)

5位 大前翔(愛三工業レーシング)

6位 阿曽圭佑(eNShare Racing Team)

21位 阿部航大(さいたまディレーブ)

※全リザルト:https://jbcfroad.jp/result/93/376/

 

《チームラインキング》

1位 宇都宮ブリッツェン 7240pts

2位 キナンサイクリングチーム 6156pts

3位 愛三工業レーシングチーム 5681pts

4位 マトリックスパワータグ 4748pts

5位 Team UKYO 3660pts

6位 那須ブラーゼン 2972pts

12位 さいたまディレーブ 1223pts

※全チームランキング:https://jbcfroad.jp/ranking/jpt/team/?y=2020

 

《リーダージャージ》

プロチーダージャージ:レオネル・キンテロ (マトリックスパワータグ)

ネクストリーダージャージ:織田聖(弱虫ペダルサイクリング)

写真 (c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS.